■業界の概要
■市場の動向と展望
■花き・園芸業の業績動向
■統計データ、関連法規・団体
■業界天気図
経済産業省「令和2年 延長産業連関表(平成27年基準)」(2023年9月公表)によると、花き・花木類の国内需要合計は3,631億6,800万円だった。このうち家計消費分が2,366億900万円で65.2%を占め、家計以外では土木建設向け(16.1%)や冠婚葬祭業向け(4.6%)の割合が高い。
2022年4月改正施行の「花きの振興に関する法律」に基づく取り組みが進んでおり、2022年4月時点で花き振興計画を40道県が公表している。
総務省「家計調査」によると、2021年の1世帯当たりの支出金額(二人以上の世帯)は、切り花が7,899円で名目伸び率は前年比3.1%減と2年連続で減少した。
一方、園芸用植物・用品は8,807円(同1.3%増)と、2年連続で増加した。冠婚葬祭・イベントなどの縮小によって業務用市場が縮小する中、「花いっぱいプロジェクト」など官民で花きの需要喚起を図る動きが続いた。
総務省「家計調査」によると、2022年の1世帯当たりの支出金額(二人以上の世帯)は、切り花が7,992円で前年比1.2%増(名目伸び率)と3年ぶりに増加に転じたが、コロナ禍前の2019年(8,401円)の水準には届かなかった。園芸用植物・用品は同2.0%増(同)の8,985円と3年連続で増加した。