■業界の概要
■市場の動向と展望
■スポーツ用品製造・卸売業の業績動向
■スポーツ用品小売業の業績動向
■統計データ、関連団体
■業界天気図
近年のスポーツ用品市場は、健康志向の高まりや手軽さからランニング関連のウェアやシューズが業界をけん引してきた。
ただし、国内市場は少子化・人口減を背景に頭打ちの状態が続いており、今後の成長は期待し難い。そのため、メーカー各社は東南アジアや南アジアなど、今後の人口増加と経済成長が見込まれる新興国市場へ進出している。
総務省「家計調査」によると、2021年の1世帯当たりの運動用具類への支出金額(二人以上の世帯)は、名目伸び率で前年比2.3%増の1万5,340円となった。
なかでも「ゴルフ用具」は、同42.9%増の1,635円、スポーツウェアは同4.3%増の9,591円。3密が回避できるゴルフやランニング関連の需要増加、東京五輪開催によるスポーツ人気の高まりなどから、好調に推移した。
総務省「家計調査」によると、2022年の運動用具類への1世帯当たりの支出金額(二人以上の世帯)は、前年比(名目伸び率)7.7%増の1万6,519円となった。