■業界の概要
■市場の動向と展望
■結婚式場業、葬儀業、冠婚葬祭互助会の業績動向
■統計データ、関連法規・団体
■業界天気図
結婚式場業は、少子化と婚礼数の減少により市場は縮小傾向。加えて新型コロナの影響で式の延期や中止が頻発した。渡航制限で海外挙式も消失し、大打撃を受けた。
葬儀業は、高齢化による需要拡大が見込まれるが、葬儀の簡素化や参列者数の減少、単価下落が進み、市場の伸び悩みが続く。
経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」によると、結婚式場業の2021年の売上高は1,739億1,600万円(前年比41.6%増)、取扱件数は6万489件(同44.4%増)とコロナ禍からの反動増も、2019年の水準には届かなかった。
経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」によると、葬儀業の2021年の売上高は5,157億5,100万円(同0.4%増)、取扱件数は45万8,399件(同4.8%増)となった。取扱件数は増加したものの、コロナ禍で葬儀の簡素化や少人数化が加速し、売上高は横ばいで推移した。
厚生労働省「人口動態統計」によると、2022年の婚姻件数は、前年比0.8%増の50万4,930組と3年ぶりに増加、死亡数は同9.0%増の156万9,050人と2年連続増で過去最多を更新した。