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カラオケ業界の動向と展望

(2023/09/28更新)

【目次】

■業界の概要
■市場の動向と展望
■カラオケ業の業績動向
■統計データ、関連法規・団体
■業界天気図
■関連コンテンツ


■業界の概要

1990年代をピークに市場縮小。新型コロナで淘汰も回復基調

カラオケの市場規模は1990年代のピーク(参加人口は1994年5,890万人、ルーム数は1996年16万680ルーム)から縮小が続き、参加人口は2011年まで減少傾向で、近年は底堅く推移していた。

新型コロナで2020年に前年比43.7%減の2,620万人、2021年も2,590万人と苦戦が続いた。

しかし、感染予防対策の浸透や、新型コロナ収束の兆候もともない、2022年は3,240万人まで回復している。

カラオケ機器メーカーは第一興商とエクシングの2社にほぼ集約。ルーム事業者は生き残りをかけて新サービスを模索している。


■市場の動向と展望

2021年度の市場動向

相次ぐ休業要請により参加人口・ルーム数はともに減少

全国カラオケ事業者協会の「カラオケ白書2022」によれば、2021年度のカラオケ参加人口は2,590万人(前年度比1.1%減)、カラオケボックスルーム数は11万1,800ルーム(同2.1%減)となった。

2021年度も新型コロナによる緊急事態宣言などで休業や営業時間短縮などの制約が続き、売り上げに大きく影響し、カラオケ市場は依然として苦境に立たされた。

2022年度の市場動向

行動制限解除で、前年度より回復

全国カラオケ事業者協会の「カラオケ白書2023」によれば、2022年度のカラオケ参加人口は3,240万人(前年度比25.9%増)、カラオケボックスルーム数は11万1,200ルーム(同0.5%減)だった。

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