■業界の概要
■市場の動向と展望
■固定通信業の業績動向
■移動体通信業の業績動向
■インターネットサービス業の業績動向
■統計データ、関連法規・団体
■業界天気図
スマートフォンの普及やインターネットの高速化、新型コロナウイルスによるリモートワーク、オンライン授業の普及などにより、固定系通信から移動系通信、音声通信からデータ通信への需要シフトが加速した。
一方で、携帯電話やインターネットの普及により、固定電話契約数はピークの6,322万件(1997年11月)から2024年9月末には4,901万契約へと減少。NTT東西は固定電話の減少を補うため、光アクセスサービスに注力している。
移動体通信事業者(MNO)はNTTドコモ・KDDI・ソフトバンクの3キャリアに加え、新たに2020年4月より楽天モバイルがサービスを開始した。
改正電気通信事業法の施行や政府の携帯電話料金値下げ要請を受けて、各社は新料金プランの提供を開始するなど競争が激化している。
ネットサービス市場は固定系ネット接続サービスが成熟し、モバイル接続やクラウドサービス、コンテンツ配信、セキュリティ、IoT(モノのインターネット)など関連分野への拡大が続く。
インターネットサービスは、時代の流れとともに高速化が進んできたが、ネット配信による映画やドラマ、スポーツなどの視聴増加という生活様式の変化や、社会全体のデジタル化を背景に更なる高速化が進んでいる。