■業界の概要
■市場の動向と展望
■製缶業、包装資材製造業、包装用品卸売業の業績動向
■統計データ、関連法規・団体
■業界天気図
日本包装技術協会の発表(一部推定値)によると、2022年の包装・容器の出荷金額は6兆788億1,000万円(前年比6.9%増)で2年連続で増加、材料別では紙・板紙製品(同7.4%増)、プラスチック製品(同9.3%増)が伸長した。
出荷数量は1,920万6,100トン(前年比0.2%減)、出荷数量の3分の2を占める紙・板紙製品(同0.6%増)は微増となったが、出荷数量の2割弱のプラスチック製品(同2.5%減)が減少した。
近年は、環境意識の高まりから容器の軽量化や包装の簡素化が浸透。リサイクル可能な素材を活用した製品だけでなく、安全性や利便性の高さを特徴とした高機能製品などの開発が進んでいる。
経済産業省「生産動態統計調査」によると、2021年の主な包装資材4種の生産数量は合計303万6,380トン、前年比5.7%増であった。
包装用紙は同9.5%増。プラスチック容器は、巣ごもり需要のほかに、再資源化技術開発や再生樹脂利用推進により3年ぶりに増加に転じ、同6.9%増。ガラス容器も同4.0%増となった。一方、飲料用缶は同0.4%減と2年連続で減少した。
経済産業省「生産動態統計調査」によると、2022年の主な包装資材4種合計の生産数量は、307万6,814トンで前年比1.3%増となった。