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食品卸業界の動向と展望

(2023/11/30更新)

【目次】

■業界の概要
■市場の動向と展望
■食品卸売業の業績動向
■統計データ、関連法規・団体
■業界天気図
■関連コンテンツ


■業界の概要

海外への販路拡大やPB 商品の開発が活発に

食品卸業界は国内外のメーカーなどから主に食品や飲料・酒類を仕入れ、小売業者や外食業者に向けて販売する役割を担う。また両者間の情報提供や物流機能などもその一部である。

業界上位には、年間売上高が2兆円を上回っている企業もある。少子高齢化・人口減少などにより国内市場が縮小する中で、海外企業との連携やPB 商品の開発を進め、他社との差別化を図る動きが目立つ。

■市場の動向と展望

2021年度の市場動向

家庭用食材が堅調で販売額が増加に転ずるも酒類は厳しい状況続く

経済産業省「商業動態統計調査」によると、2021年度の食料・飲料卸売業の販売額は、前年度比1.2%増の53兆8,620億円となった。新型コロナの落ち着きとともに3年ぶりに増加に転じた。

外食・業務用食材は持ち直しの兆候が見られたものの、酒類は厳しい状況が続いた。一方、内食化傾向は継続しており、家庭用消費を中心に調理食材などの需要は堅調に推移した。

2022年度の市場動向

人流回復による外食向け需要が回復、価格転嫁で販売額は増加

経済産業省「商業動態統計調査」によると、2022年度の食料・飲料卸売業の販売額は、前年度比9.3%増の58兆8,950億円となった。

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