■業界の概要
■市場の動向と展望
■食品卸売業の業績動向
■統計データ、関連法規・団体
■業界天気図
■関連コンテンツ
食品卸業界は国内外のメーカーなどから主に食品や飲料・酒類を仕入れ、小売業者や外食業者に向けて販売する役割を担う。また両者間の情報提供や物流機能などもその一部である。
業界上位には、年間売上高が2兆円を上回っている企業もある。少子高齢化・人口減少などにより国内市場が縮小する中で、海外企業との連携やPB 商品の開発を進め、他社との差別化を図る動きが目立つ。
経済産業省「商業動態統計調査」によると、2021年度の食料・飲料卸売業の販売額は、前年度比1.2%増の53兆8,620億円となった。新型コロナの落ち着きとともに3年ぶりに増加に転じた。
外食・業務用食材は持ち直しの兆候が見られたものの、酒類は厳しい状況が続いた。一方、内食化傾向は継続しており、家庭用消費を中心に調理食材などの需要は堅調に推移した。
経済産業省「商業動態統計調査」によると、2022年度の食料・飲料卸売業の販売額は、前年度比9.3%増の58兆8,950億円となった。