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加工食品業界の動向と展望

(2024/10/31更新)

【目次】

■業界の概要
■市場の動向と展望
■製粉業、調味料・食用油製造業の業績動向の業績動向
■冷凍・チルド・インスタント食品製造業の業績動向
■統計データ、関連法規・団体
■業界天気図
■関連コンテンツ

■業界の概要

安定需要ながら、食の安全・社会構造の変化への対応が課題

加工食品は、菓子、即席麺、レトルト食品、冷凍食品、乳製品など、品質保持や安定供給・栄養素量、嗜好性の改善・調理の簡便性向上といった目的を持って製造・加工された食品を指す。

加工段階は大きく3つに分けられる。一次加工食品は農畜水産物の原料を大きく変えずに素材の性質を活かして加工した食品。主な食品は精米、小麦粉、牛乳、味噌、漬物など。

二次加工食品は一次加工食品を1~2種類以上使用し加工したもので、パン、製麺、マーガリン、マヨネーズ、ソースなどが主な製品。

三次加工食品は一次加工食品や二次加工食品を2種類以上組み合わせて加工した食品。冷凍食品、ケーキ、レトルト食品などが挙げられる。

近年は、健康志向や食の安全などに対する消費者意識の高まりに加えて、環境に配慮した商品開発なども求められており、多様な需要と新たな技術革新に応える経営が求められている。

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