■業界の概要
■市場の動向と展望
■菓子製造業の業績動向
■パン製造業の業績動向
■統計データ、関連法規・団体
■業界天気図
■関連コンテンツ
菓子・パン業界は、小麦や乳製品、カカオなど原材料の多くを海外からの輸入に依存しており、原材料価格や為替の変動による影響を受けやすい。
国内市場は成熟しており、メーカー各社は新たな需要喚起を目指し、高付加価値商品の開発に加え、紙製パッケージやパウチ包装といった包装形態の展開などに注力するほか、海外市場開拓を強化している。
近年は包装資材や原材料価格、燃料費、物流費などのコスト上昇により製品の値上げが続いている。
全日本菓子協会「菓子統計資料」によると、2021年の菓子生産量は前年比1.2%増の191万8,243トンだった。コロナ前の水準には戻らなかったが、企業同士のコラボやネット通販の拡大などが好影響を及ぼした。
農林水産省「食品産業動態調査」によると、2021年のパン生産量は同1.8%減の124万2,487トンとなり、コロナ禍の休校で減少した学給パンが回復も、内食需要が落ち着いたため食パン生産量が減少した。
2022年の菓子生産量は、前年比2.1%増の195万8,887トン(全日本菓子協会「菓子統計資料」)となり2年連続で増加した。