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不動産管理・ビルメンテナンス業界の動向と展望

(2024/08/29更新)

【目次】

■業界の概要
■市場の動向と展望
■不動産管理・ビルメンテナンス業の業績動向
■統計データ、関連法規・団体
■業界天気図

■業界の概要

独立系企業も多数参入し、価格・サービス面で競争激化

不動産管理業は、建物の所有者に代わって、賃貸管理・建物管理(清掃・修繕など)・入居者対応(家賃集金・クレーム対応など)を行う。管理の対象は集合住宅や商業施設のほか、ホテル、病院などの大型施設が多く、事業者もマンションデベロッパーや流通系の系列企業が多い。

ビルメンテナンス業は、建物を維持・管理するための清掃・保守・機器(エレベーターなど)の運転などを行うもので、設備機器メーカーの系列企業が多い。

しかし近年は、いずれの業態においても低価格や柔軟なサービス対応を武器に、独立系企業が多数参入している。

また、業界各社が不動産管理・メンテナンスを請け負う物件には、経年劣化にともなう改修工事の受注が見込める建物が多い。国土交通省「建設投資見通し(2023年度)」によると、建築補修(改装・改修)投資は、建築投資全体に対し約30%を占めており、こうした需要の取り込みも重要となる。

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