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住宅業界の動向と展望

(2024/07/29更新)

【目次】

■業界の概要
■市場の動向と展望
■住宅(戸建て)の業績動向
■住宅(マンション)業の業績動向
■統計データ、関連法規・団体
■業界天気図

■業界の概要

戸建て住宅業界は人口減で厳しい環境に

戸建て住宅業界は、全国規模で展開する大手ハウスメーカー、建売住宅を低価格で売るパワービルダー、地場工務店などからなる。

国内人口減少などにより1996年度に約163万戸だった新設住宅着工戸数は、2023年度には約80万戸に減少。市場が縮小する中、同業種間での買収やゼネコンとの資本提携などの業界再編や、海外展開が進んでいる。

資材価格上昇や利便性人気で、都心マンションは価格高騰

マンション業界では、住民の都心回帰傾向と低金利を背景に供給増も、地価や建築費の高騰で価格が上昇。またコロナ禍で地方移住が見直されたものの、リモートワークからオフィス勤務へ復活の動きも見られることから依然として利便性の高い都心物件の人気は高く、新築マンション価格の上昇が続いている。

長期的には、人口減少から市場縮小が予想され、リノベーションや大規模修繕などのストック型ビジネスや海外展開の動きも見られる。

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