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クレジットカード業界の動向と展望

(2024/12/27更新)

【目次】

■業界の概要
■市場の動向と展望
■クレジットカード業の業績動向
■統計データ、関連法規・団体
■業界天気図

■業界の概要

クレジットカード決済の拡大で取扱高は増加傾向

クレジットカード業は会員の年会費や顧客・加盟店からの手数料を収益源に、販売信用業務と消費者金融業務を行う。

販売信用業務取扱高はリーマン・ショックの影響が払しょくされて以降、増勢基調にある。新型コロナの影響を受けて2020年度に減少も、翌2021年度以降は再び増加に転じている。

消費者金融業務取扱高は、2006年12月の改正貸金業法成立以降は減少傾向で推移。新型コロナの影響を受けた2020年度にはさらに落ち込みを見せたが、その後は徐々に回復基調にある(経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」)。

国内クレジットカード発行枚数は3億860万枚、8年連続増

日本クレジット協会「クレジットカード発行枚数調査結果」によると、2023年3月末のクレジットカード発行枚数は3億860万枚(前年同月末比2.5%増)で8年連続の増加となった。ECや中高価格帯消費の決済手段としての役割は大きく、会員獲得競争は激化している。

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