■TDB景気動向指数の動向
■TDBマクロ経済モデルに基づく日本経済見通し
■景気トピックス
企業の景況感について、2025年1月のTDB景気動向指数(景気DI)は前月比0.9ポイント減の43.6となり、3カ月ぶりに悪化した(図表1)。
1月の国内経済活動は、個人消費の低迷が最大の悪化要因となったほか、燃料・原材料価格の上昇や人手不足も幅広い業界を圧迫した。1月16日から段階的に5円縮小されたガソリン補助金の縮小も、企業や個人の負担増を招いた。また、年末年始の連休が明け国内旅行需要も一服したこと、1月24日に日本銀行が政策金利を0.25ポイント引き上げて0.5%としたことなども、景気の下押し要因となった。
ただし、インバウンド需要の好調持続や、自動車部品生産の復調は好材料となった。