名目成長率 2024年度+2.1%
実質成長率 2024年度+0.2%を予測
■TDB景気動向指数の動向
■TDBマクロ経済モデルに基づく日本経済見通し
■景気トピックス ~想定為替レートの動向
企業の景況感について、2024年6月のTDB景気動向指数(景気DI)は前月比0.2ポイント減の43.3となり、3カ月連続で悪化した(図表1)。
6月の国内景気は、宿泊業や娯楽サービス業など個人向けサービスを中心に個人消費DIが大きく落ち込んだ。円安による原材料価格の高止まりなどコスト負担の増加が景況感を下押しする要因となった。さらに人件費の増加や「2024年問題」への対応、不十分な価格転嫁なども悪材料だった。
一方で、インバウンド消費が好調だったほか、DX関連投資や民間工事の発注増加、エアコンなど季節商材の販売、活発なイベントの開催などは好材料だった。