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国内景気は、業界・地域で二極化傾向が鮮明

~ 個人消費関連が低調も、インバウンド拡大などで「旅館・ホテル」は過去最高 ~


■調査結果のポイント

1. 2023年11月の景気DIは前月比0.1ポイント増の44.8となり、2カ月連続で改善した。
国内景気は、個人消費関連が低調だったものの、インバウンド需要や活発な公共工事の下支えで小幅ながら改善が続くなか、業界や地域で二極化傾向が鮮明となった。今後の国内景気は、賃金動向に注視しつつも、設備投資やインバウンド需要の拡大により、横ばいで推移するとみられる。

2. 堅調な自動車関連やインバウンドをはじめとする観光需要が下支えし、10業界中4業界、51業種中30業種で改善した。
地域別では、10地域中5地域が改善、5地域が悪化した。堅調な自動車生産や新車販売などが押し上げたほか、公共事業の増加も地域経済を下支えした。規模別では、「大企業」「中小企業」が2カ月連続で改善、「小規模企業」は2カ月ぶりに悪化した。

3. 観光DIは48.1と9カ月連続で全産業の景気DIを上回った。特に「宿泊サービス」と「旅客輸送サービス/輸送設備レンタルサービス」は過去最高を更新した。


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