TDB REPORT ONLINE

名目成長率 2021年度+2.0%、2022年度+3.6%

実質成長率 2021年度+2.7%、2022年度+3.1%を予測

1.景気は3カ月連続で改善

企業の景況感について、2021年11月の企業の景況感についてみると、TDB 景気動向指数(景気DI)は前月比1.6ポイント増の43.1となり、3カ月連続で改善した(図表1)。

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11月の国内景気は、新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)の感染状況が落ち着きをみせるなか、外出機会の増加は個人消費関連の景況感を押し上げた。また、半導体製造装置などの好調が続いたほか、「メーカーが半導体部品を入手できるようになった」など、一部大手で自動車搭載用の半導体不足の影響が和らぎ輸送用機械・器具製造の生産・出荷量が上向いたことはプラス材料だった。

他方で、丸太の国内価格が5割上昇するなど木材・鉄鋼や石油製品の価格高騰などで仕入単価の上昇が続いたほか、海外の感染拡大などによる供給制約の影響などはマイナス要因となった(図表2)。

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