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新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)の世界的な感染拡大により2020年初の株価は低迷し、3月から4月に予定されていた国内IPO の多くが延期となった。しかし、各国政府が金融財政面での対策を迅速に打ち出したことや、ワクチン開発のニュースを市場が好感したことなどから、6月以降株式市場は急回復。延期されていたIPO も再開され、通年では2008年以降で最多の件数となった。

2021年4月現在も株式市場は好調を維持している。しかし、この1年間で実体経済が受けた打撃は大きく、新型コロナ収束の兆しはまだ見えていない。

そのような中、帝国データバンクでは保有する企業情報の中からIPO の意向を持つと考えられる企業を抽出し、アンケート調査を実施した。

第24回「株式上場意向に関するアンケート調査」

【調査期間】 2021年3月11日~3月23日
【調査方法】 郵送調査
【調査対象】 下記(1)~(3)のうちいずれかに該当した、未上場の5,829社

  1. 前回調査(2020年)において、IPOの意向を確認済み
  2. 帝国データバンクの「企業信用調査」において、IPOの意向を確認済み
  3. ベンチャーキャピタルからの出資を確認済み

【分析対象】 248社(IPOの意向があると回答した企業のみ)

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