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第5回は、後継者(アトツギ)が、経営を承継する、あるいは事業運営の中核を担うようになる5年後を見据えた「5年後のバリューチェーン」を考える。

連載第2回で、自社の業務の流れやプロセス(バリューチェーン)を振り返った際、その中に強みや魅力の源泉が多く含まれ、当たり前と思っていた取り組みや外部関係者との関わりが、実は様々な経緯や苦労・工夫に基づくものだという気付きがあった。ただし、その内容はあくまで現在のバリューチェーンの状況である。事業承継の視点では、アトツギが中心となって経営力を発揮することになる「未来(5年後)のバリューチェーン」を想定し、何をどのように準備していくかを考えることが欠かせない。

現在と将来ビジョンとの間にある「ギャップ」の存在に気付き、ギャップを具体的に埋めるため、5年後を想定して、プロセスごとに考えてみよう。

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