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本連載では、日本企業の進出先として想定される世界各国の政経情勢などを取り上げる。
第1回は、日本の人口の10倍を抱え、有望な消費市場として期待されるインドに注目した。インドは経済成長著しく、名目GDP(国内総生産)は2019年に世界5位に、2020年代後半には米中に次ぐ世界3位に浮上するとも言われている。
以下で、インドの中長期的な成長を支える要因を解説したうえで、インドが短期的に陥った景気減速とそれに対する政府・中央銀行の政策について考察した。